2010年1月31日日曜日

日進月歩  僕らはまちを遊牧する。










街を歩いて 人と話して 

大学で考えて また人と話して・・・
1月も下旬になり、ようやく企画が決まってきました。
キーワードは『遊牧』。
遊牧民のように七日町を移動します。
「まがり」というものを考えたとき、最初はその場って、自分にとってはawayなんですよね。
そこにまがりさせてもらって、homeにしていく。
まがり先の相手にとってはhomeなんだけど、そこがだんだん新しい空間になっていく。
まがりを通して、社会とアートのこんな係わり方を提案してみたいと思っています。
そこで出てきたのがこの『遊牧』というもの。
モンゴルからの留学生のアイディアがもとなのですが、
その場所に定着して歴史を刻むものもあれば、その間を縫うように移ろうものもあります。
遊牧して歩くことで新しい刺激と新しい関係が生まれる。
それは定着している人にとっても、そこを移動する人にとっても。

もしかしたら、アーティストは現代に生きる遊牧民なのかもしれませんね。
…と、いうことで出てきたのが『ゲルを商店街の店舗の中に設置して歩く』というもの。
「ゲル」というのはモンゴルの移動式の住居のことです。
「家」のほかに、「家族」「仲間」という意味を持つこのゲルを営業中のお店の中に設置、遊牧して歩きます。そこを起点として様々な展示やイベントを展開していこうと思っているのですが…
コンセプトもさることながら、実行しようとしているプランもなかなか難しいもの。
商店街の方ときちんと話をして、お互いに納得して進めたいものです。
大学で話し合った内容を七日町の方に提示し、それをまた学内に持ち帰る。
すべてが受け入れられるわけではない。
でも、たまにすごく受け入れてもらえる。
自分たちの興味と目の付けどころと、街の目を照らし合わせるこの作業は
パズルを組み合わせていくみたいで、もどかしくも、ピースがつながった時にすごく楽しいものです。
最初はバタバタしたこの企画も、やることが決まり、後は実行のみ。
ん~~……。より一層バタバタしますね。
投稿者:ogata

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